ほんと‐ものなり【本途物成】
江戸時代、田畑に課せられた本年貢。→小物成
ほんど‐じ【本土寺】
千葉県松戸市にある日蓮宗の本山。山号は、長谷山。建治3年(1277)日蓮の信奉者曽谷教信が開いた法華堂に始まる。開山は日朗。江戸時代には不受不施派の拠点となった。
ほん‐びゃくしょう【本百姓】
江戸時代、田畑・屋敷を持ち、年貢・諸役の負担者として検地帳に登録された農民。農耕のための用水権・入会(いりあい)権を持ち、近世村落の基本階層であった。高持百姓。→水呑(の)み百姓
ほん‐ぷ【品封】
親王・内親王に、品(ほん)に応じて賜った封戸(ふこ)。
ほん‐ま【本間】
1 家屋の畳の大きさで、本式とされるもの。地方により異なる。 2 邦楽で、基本的なリズム。 3 謡曲で、文句の第1音が第1拍の半拍前からうたいだされるもの。 4 江戸吉原で、座敷持ちの遊女がふだ...
ほん‐ま【本馬】
江戸時代、宿場に置いた駄馬の一。1駄として定められていた積荷量は40貫(約150キロ)または36貫(約135キロ)。→軽尻(からじり)
ほん‐みかげ【本御影】
神戸市御影付近から産する、淡紅色の長石を含む花崗岩(かこうがん)の石材名。
ほん‐みず【本水】
歌舞伎の演出で、川・池・井戸などの場面に本物の水を使うこと。また、その水。一種の外連(けれん)演出で、夏芝居などに行われる。
ほん‐やく【本役】
1 中世・近世、正規に決められた課役の全体。 2 江戸時代、本百姓に課された役。
ほんやく‐かた【翻訳方】
江戸幕府の職名。安政年間(1854〜1860)に海軍所と外国奉行に設置され、外国語の翻訳にあたった。