えど‐すずめ【江戸雀】
江戸市中の事情に通じていて、それをしゃべって回る者。
えど‐せんけりゅう【江戸千家流】
千家流茶道の分派の一。川上不白(ふはく)を開祖とし、江戸で広められた表千家流。江戸千家。
えど‐ぞめ【江戸染(め)】
江戸で染めること。また、その染め物。特に、江戸紫に染めたもの。
えど‐だな【江戸棚/江戸店】
江戸時代、上方の商人が江戸に出した支店。
えどっ‐こ【江戸っ子/江戸っ児】
1 江戸で生まれ江戸で育った人。また、現在では、父祖以来東京、特にその下町に住んでいる人についてもいう。いなせで、さっぱりとした気風や、歯切れがよく、銭遣いがきれいで、反面、浅慮で、けんかっぱや...
江戸(えど)っ子(こ)は五月(さつき)の鯉(こい)の吹(ふ)き流(なが)し
江戸っ子は口は悪いが、腹にはこだわりがなく気性はさっぱりしていることをいう。また、江戸っ子は口先だけで意気地のないことにもいう。
江戸(えど)っ子(こ)は宵越(よいご)しの銭(ぜに)は持(も)たぬ
江戸っ子は、金をためることをいさぎよしとはしないで、その日に得た金はその日のうちに使ってしまう。江戸っ子の気前のよさを自慢していう言葉。
えど‐づま【江戸褄】
女性の長着の裾模様。地色は黒または色無地にし定紋を置き、衽(おくみ)から前身頃(まえみごろ)にかけて、斜めに模様を染め出し、金銀の刺繍(ししゅう)や箔(はく)で飾ったもの。礼服に用いる。江戸褄模様。
えど‐づめ【江戸詰め】
江戸時代、参勤交代の制度に基づき、諸国の大名・家臣が江戸にある藩邸で勤務したこと。江戸番。
えど‐どおり【江戸通り】
東京都千代田区大手町から台東区花川戸までの道路の呼び名。浅草橋より先は隅田川とほぼ平行して走る。