うち‐ちが・う【打(ち)違う】
[動ワ五(ハ四)] 1 「打ち違える1」に同じ。「タイプを—・う」 2 交差する。十字形になる。「木を—・うように組む」 [動ハ下二]「うちちがえる」の文語形。
うち‐ちが・える【打(ち)違える】
[動ア下一][文]うちちが・ふ[ハ下二] 1 まちがって打つ。打ちまちがえる。うちちがう。「入力キーを—・える」 2 交差させる。「糸を—・えて編む」 3 武器を取って互いに打ち合う。「十郎は、...
うち‐ちょう・ず【打ちちょうず】
[動サ変]たたいてこらしめる。「この翁丸(おきなまろ)—・じて、犬島へつかはせ」〈枕・九〉 [補説]「ちょうず」は「懲ず」とも「調(てう)ず」とも考えられる。
うち‐ちょうちゃく【打ち打擲】
[名](スル)「打擲(ちょうちゃく)」を強めていう語。「場合によっては、—もするではないか」〈芥川・偸盗〉
うち‐ちら・す【打(ち)散らす】
[動サ五(四)] 1 棒などでたたいて追い散らす。「金火箸ほどのステッキで右往左往に—・し」〈蘆花・思出の記〉 2 (「討ち散らす」とも書く)攻めて追い払う。「浮き足だった敵の軍勢を—・す」 3...
うち‐ちん【打(ち)賃】
1 絹などの布を打って柔らかくする仕事の工賃。 2 両替する際に、両替屋に払う手数料。切り賃。
うちっ‐ぱなし【打ちっ放し】
⇒うちはなし
うち‐つ・ぐ【打ち継ぐ】
[動ガ四]あとに続く。引き続く。「大臣殿(おほいどの)に—・ぎ奉りては、この君ぞ幸ひおはしましける」〈落窪・四〉
うち‐つけ【打(ち)付け】
[形動][文][ナリ] 1 物事が急に進むさま。また、急に行動をしたりするさま。いきなり。だしぬけ。突然。「お勢の袖を扣(ひか)えて—に掻口説(かきくど)く外、他に仕方もないが」〈二葉亭・浮雲〉...
うちつけ‐がき【打(ち)付け書(き)】
1 手紙で、あいさつなどの前文を略して、いきなり用件だけを書くこと。 2 手紙の上書きに、脇付(わきづけ)をしないこと。多く目下の者へあてるときにする。 3 絵画・文章などを、下書きなしにいきな...