ぬけがら【抜殻】
狂言。使いの途中、道で酔いつぶれた太郎冠者が、後をつけていた主人に鬼の面をかぶせられ、目を覚まして水に映った自分の姿に悲観し死のうとするが、そのはずみに面が取れる。
ぬけ‐く【抜け句】
言い訳。逃げ口上。「鼻も動かさずに手のよい—を仰せらるる」〈浮・禁短気・五〉
ぬけ‐くび【抜け首】
「轆轤首(ろくろくび)」に同じ。
ぬけ‐ぐち【抜け口】
通り抜けられる場所。逃げ口。
ぬけ‐げ【抜け毛/脱け毛】
毛が抜け落ちること。また、その毛。
ぬけ‐こうじ【抜け小路】
通り抜けのできる小路。抜け露地。
ぬけ‐さく【抜け作】
《「作」は人名めかした言い方》間抜けな人をあざけっていう語。
ぬけ‐じ【抜け字/脱け字】
脱字。「本文に—がある」
ぬけ‐そけ【抜けそけ】
こっそり抜け出すこと。夜逃げや駆け落ちをすること。「この内を—するのかして」〈浄・忠臣蔵〉
ぬけ‐た【抜けた】
[連体]「抜ける8」に同じ。「ずいぶんと—男だなあ」