とうはち‐けん【藤八拳】
《藤八五文薬の売り声から、あるいは幇間(ほうかん)藤八からという》拳の一。二人が相対し、両手を開いて耳のあたりに上げるのを狐、ひざの上に置くのを庄屋、左手を前に突き出すのを鉄砲(または狩人)と定...
トカレフ【(ロシア)Tokarev】
ソ連の軍用拳銃の一種。
とら‐けん【虎拳】
拳の一。近松門左衛門の「国性爺合戦」により、腰をかがめて杖(つえ)をつく姿を母親、こぶしを振り上げてにらむ姿を和藤内、這(は)って出る姿を虎とし、母親は和藤内に、和藤内は虎に、虎は母親に勝つとす...
どもんけん‐しょう【土門拳賞】
土門拳を記念し、昭和56年(1981)に創設された写真賞。前年に発表された写真集や写真展などの作品を対象とする。
ながやま‐きじゅん【永山基準】
刑罰として死刑を適用する際の判断基準。拳銃で4人を連続して殺害した永山則夫元死刑囚に対する判決で、最高裁が昭和58年(1983)に示したもので、(1)犯行の罪質、(2)動機、(3)態様(特に殺害...
なとり‐ようのすけ【名取洋之助】
[1910〜1962]写真家。東京の生まれ。昭和8年(1933)木村伊兵衛らとともに日本工房を設立。報道写真の分野で活躍する一方、土門拳らの門弟を育成した。
ならやまぶしこう【楢山節考】
深沢七郎の小説。昭和31年(1956)発表。姨捨山伝説を題材とする。 木下恵介監督・脚本による映画の題名。昭和33年(1958)公開。出演、田中絹代、高橋貞二ほか。 今村昌平監督・脚本によ...
はじき【弾き】
1 はじくこと。また、はじくための装置。 2 おはじき。石はじき。 3 拳銃のこと。→ちゃか →蓮根2
はり‐まわ・す【張(り)回す】
[動サ五(四)] 1 まわり一面に張る。はりめぐらす。「敷地に綱を—・す」 2 所かまわずなぐりつける。「目鼻の分かちなく握拳にて—・し」〈浮・世間猿〉
パンドラ‐アイランド【パンドラ・アイランド】
大沢在昌の長編小説。平成14年(2002)から翌年にかけて新聞紙上で連載された「海と拳銃」を改題し、平成16年(2004)に刊行。第17回柴田錬三郎賞受賞。