マッチ‐ポンプ
《(和)match+pomp(オランダ)》自分で問題やもめごとを起こしておいてから収拾を持ちかけ、何らかの報酬を受け取ろうとすること。また、その人。マッチで火を付けてポンプで消火するという二役を...
まど・し【貧し】
[形シク] 1 貧乏である。まずしい。「あはれ、身—・しくして、子多く持ちたる人もがな」〈太平記・三八〉 2 不十分である。「財(たから)多ければ、身を守るに—・し」〈徒然・三八〉
まに‐ま【随/随意】
他の意志や事態の成り行きに従うさま。「大君の命の—ますらをの心を持ちてあり巡り」〈万・四三三一〉
まのやま【魔の山】
《原題、(ドイツ)Der Zauberberg》トマス=マンの長編小説。1924年刊。青年ハンス=カストルプが、スイスのサナトリウムで7年間の療養生活を送る間にさまざまな思想や性格の持ち主と出会...
まま‐の‐かわ【儘の皮】
仕方がなくて成りゆきにまかせる気持ちを表す語。もうどうなってもよい。ままよ。「あかぬ別れの鳥は—と、なげやりにする場所にもあらねば」〈浮・西鶴伝授車・五〉
まる‐もち【丸持(ち)】
《「まる」は金銭の意》金を持っている人。金持ち。金満家。「—後家の男めかけでもあろうかと」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
まんえん‐かへいかいちゅう【万延貨幣改鋳】
万延元年(1860)に行われた、江戸幕府による改鋳政策。日米和親条約で部分的に自由化された交易により小判(金貨)が大量に流出したため、従来より金の含有量を落とした小判を鋳造したもの。このため、国...
まん‐き【慢気】
思い上がった気持ち。慢心。「—の萌(きざ)して頭(てん)から何の詰らぬ者と」〈露伴・五重塔〉
まんざら【満更】
《語源未詳。「満更」は当て字》 [副] 1 (否定的な表現のあとにさらに打消しの語を伴って)否定的な意味合いをやわらげたり、むしろ逆に肯定したりする気持ちを表す。必ずしも。「—捨てたものでもな...
まん‐しん【慢心】
[名](スル)おごり高ぶること。また、その心。自慢する気持ち。「—を戒める」「成功して—する」