ふり‐はえ【振り延へ】
[副]《動詞「ふりはう」の連用形から》わざわざ。ことさらに。「御とぶらひに—物し給ふ人もあり」〈源・総角〉
ふり‐はな・す【振(り)放す/振(り)離す】
[動サ五(四)] 1 強く振って離れさせる。「握られた手を—・す」 2 追いかけてくる者を引き離す。振り切る。「ラストスパートで二位以下を—・す」
ふり‐はな・つ【振(り)放つ】
[動タ五(四)]「振り放す」に同じ。「母親の止めるのを—・って」〈花袋・田舎教師〉
ふり‐はな・る【振り離る】
[動ラ下二]振り捨てて離れる。「御さまのをかしきにも、なほ—・れなむことはおぼし返さる」〈源・葵〉
ふり‐はば【振(り)幅】
《「振れ幅」とも》 1 物体が振動しているときの、振動の中心から最大変位までの距離。振幅(しんぷく)。 2 (比喩的に)気持ちや考えの変化の幅。物事の傾向や変動の度合い。「感情の—が大きい」「—...
ふり‐はら・う【振(り)払う】
[動ワ五(ハ四)]振るようにしてはらいのける。「服についた雪を—・う」
ふり‐びしゃ【振(り)飛車】
将棋で、飛車を定位置から横に移す戦法。移す位置によって、中(なか)飛車・四間(しけん)飛車・三間飛車・向かい飛車などがある。
ふり‐ほど・く【振り解く】
[動カ五(四)]振り動かして解きはなす。「つかまれた袖を—・く」
ふり‐ま・く【振り撒く】
[動カ五(四)] 1 あちこちまき散らす。「道路に水を—・く」「香水を—・く」 2 惜しまずに人に分け与える。「愛嬌(あいきょう)を—・く」
ふり‐まわし【振(り)回し】
1 振り回すこと。「腕の—」 2 金銭のやりくり。「有銀五百貫目より上の—の人、太夫にもあふべし」〈浮・一代女・二〉