しんどう‐し【振動子】
振動を行う系。物体の機械的な振動のほか、電気回路や電磁場における電気的振動をする系も含まれる。単振動を行う質点の運動の系は調和振動子という。
しんどう‐すう【振動数】
単位時間内に一定の周期をもって繰り返される振動の回数。単位はヘルツ。周波数。
しんどう‐でんりゅう【振動電流】
電気回路における、強度が周期的に変化する電流。振動の周期が短いと電磁波を発生する。→電気振動
しんどう‐はつでん【振動発電】
1 振動による圧力を圧電素子により電気エネルギーに変換する発電方式。人が床上を歩行する際の振動を利用する発電床が実用化されている。 2 ⇒慣性力発電
しんどう‐はんのう【振動反応】
化学反応で、ある生成物の濃度が時間的または空間的に周期性をもって変化する現象。反応溶液の色が周期的に変化するベロウソフジャボチンスキー反応が有名。化学振動。
しん‐ぷく【振幅】
物体が振動しているときの、振動の中心から最大変位までの距離。振動の幅の半分。振り幅(はば)。
しん‐ぷく【震幅】
地震計によって示される、地震の波の幅。地盤振動の振幅。
じ【柱】
1 弦楽器の部分品の名。弦を乗せ、その位置によって振動する弦の長さを調節し、また音を胴に伝えるもの。→琴柱(ことじ) 2 琵琶の柱(じゅう)のこと。
ジオホン【geophone】
地上または地中で音・振動をとらえるマイクロホン。人工地震を発生させ、その地震波(弾性波)から地下の構造を探る地震探査で用いられる。ジオフォン。
じかい‐きょうめい【磁界共鳴】
共振回路で発生した振動する磁界が、離れた場所にある同じ共振周波数をもつコイルに伝わる現象。無線電力伝送の給電方式の一つとして利用される。数メートル離れた場所への送電が可能で、送信側と受信側の位置...