あいおい‐ざし【相生挿(し)】
生け花で、雄松(黒松)と雌松(赤松)を花器に生けて、根締めに藪柑子(やぶこうじ)を飾るもの。結婚式の飾りものなどに多く用いる。
いちりん‐ざし【一輪挿(し)】
一輪か二輪の花を生ける小さな花瓶。
うしろ‐ざし【後ろ挿(し)】
かんざしを髻(もとどり)の後ろ、耳の後ろあたりに挿すこと。また、そのかんざし。
えだ‐ざし【枝挿(し)】
前年または今年生えた新しい枝をとって挿し木にすること。
こし‐ざし【腰挿(し)/腰差(し)】
1 腰にさすこと。また、腰にさして持ち歩くもの。矢立ての類。 2 褒美として賜る、巻いた絹。腰にさして退出するのでいう。こしづけ。わきざし。「白き細長一襲(ひとかさね)、—などまで次々に賜ふ」〈...
しば‐さし【柴挿(し)/柴指(し)】
祭りの物忌みの際、そのしるしとして柴をさすこと。また、祭場の標示あるいは祭場の境を示すために立てる柴。
じか‐ざし【直挿(し)】
造林で、母木から枝を切り取り、直接に造林用地にさして繁殖・生育させる方法。じきざし。
そう【挿〔插〕】
[常用漢字] [音]ソウ(サフ)(漢) [訓]さす はさむ 物の間にさし込む。さしはさむ。「挿花・挿画・挿入・挿話」 [難読]挿頭(かざし)
とこ‐ざし【床挿(し)】
挿し木の際に、畑の苗床に挿し穂を挿すこと。
なか‐ざし【中差/中挿】
1 (中挿)丸髷などの髻(もとどり)の中央に左右から差す笄(こうがい)。 2 箙(えびら)の中に差し入れてある矢で、上差(うわざし)以外の征矢(そや)。戦闘用とした。