命(いのち)を懸(か)・ける
命を捨てる覚悟で物事に立ち向かう。「新しい研究に—・ける」「—・けた恋」
命(いのち)を投(な)げ出(だ)・す
「命を捨てる1」に同じ。「祖国のために—・す」
命(いのち)を棒(ぼう)に振(ふ)・る
むだに命を捨てる。無益な死に方をする。犬死にする。
うち‐す・てる【打(ち)捨てる】
[動タ下一][文]うちす・つ[タ下二] 1 ㋐構わないでおく。ほったらかしにする。「この件は—・ててはおけない」 ㋑思いきって捨てる。「いとはしたなくて、蘆(あし)も—・てて逃げにけり」〈大和・...
うち‐に【打(ち)荷】
船が難破しそうになったとき、船体の安全をはかるため積み荷の一部を海に投げ捨てること。また、その荷。荷打ち。投げ荷。捨て荷。撥(は)ね荷。
うっちゃ・る【打っ遣る/打っ棄る】
[動ラ五(四)]《「うちやる」の音変化》 1 投げ捨てる。「窓からごみを—・る」 2 そのままにしておく。ほうっておく。ほったらかす。「仕事を—・って遊び歩く」 3 相撲で、うっちゃりをする。「...
う・つ【棄つ】
[動タ下二]捨てる。多く他の動詞に付けて用いられる。「此の子は葦船に入れて流し—・てき」〈記・上〉 「俄(には)かに親この女を追ひ—・つ」〈伊勢・四〇〉
うつ・つ【打棄つ】
[動タ下二]《「う(打)ちう(棄)つ」の音変化》見捨てる。打ち捨てる。「霊(たま)ぢはふ神も我をば—・てこそしゑや命の惜しけくも無し」〈万・二六六一〉
うばすてやま‐でんせつ【姨捨山伝説】
歩けない老人を山奥に捨てる慣習にまつわる伝説。国王の命令に背いて老人をひそかにかくまい、後日老人の知恵によって危機を脱する話、一度は捨てようとした老人を連れ戻す話などがある。姨捨(うばすて)伝説...
えり‐ぎらい【選り嫌い】
《「えりきらい」とも》好きなものだけを選び取り、嫌いなものを捨てること。えりごのみ。「善の悪のと—をするがものも無(ね)いてのう」〈木下尚江・良人の自白〉