かに‐もり【掃守/掃部】
古代の職名。宮中の掃除、敷物・設営のことなどをつかさどった。
かもり【掃部】
《「かにもり(蟹守)」の音変化。一説に「かむもり(神守)」からとも》「かもん(掃部)」に同じ。〈色葉字類抄〉
かもり‐づかさ【掃部司/掃部寮】
1 「かもんりょう(掃部寮)」に同じ。 2 「掃司(そうし)」に同じ。
かもん【掃部】
《「かもり」の音変化》 1 「掃部寮(かもんりょう)」に同じ。 2 掃部寮の下級職員。
かもん‐の‐かみ【掃部頭】
掃部寮の長官。かもりのかみ。
かもん‐の‐すけ【掃部助】
掃部寮の次官。かもりのすけ。
かもん‐りょう【掃部寮】
律令制で、宮中の掃除や、儀場の設営などをつかさどる役所。また、その職員。弘仁11年(820)、宮内省の内掃部司と大蔵省の掃部司とを併合して掃部寮とし、宮内省に属した。かもりづかさ。かもんづかさ。
かんもり‐づかさ【掃部寮】
⇒かもんりょう(掃部寮)