ばしゃく‐いっき【馬借一揆】
室町時代、馬借が中心になって、徳政令の発布や新関の撤廃を要求して起こした土一揆。
ひゃくしょう‐いっき【百姓一揆】
江戸時代、農民が領主・代官の悪政や過重な年貢に対して集団で反抗した運動。暴動・強訴(ごうそ)・越訴(おっそ)・逃散(ちょうさん)・打ち毀(こわ)しなど種々の形をとった。
ぶしゅう‐いっき【武州一揆】
慶応2年(1866)武蔵国で起こった一揆。6月13日同国秩父郡上名栗村で蜂起、19日に壊滅。「世直し」を掲げた貧農らにより豪農層に対する打ちこわしが行われた。武州世直し一揆。
ほっけ‐いっき【法華一揆】
戦国時代、京都の町衆を中心とする法華宗(日蓮宗)徒によって起こされた一揆。幕府・大名や一向宗徒と衝突、山科本願寺を焼き払うなどして勢力を張ったが、天文5年(1536)の天文法華の乱で衰えた。
ミュンヘン‐いっき【ミュンヘン一揆】
1923年11月、ミュンヘンで起こったナチスのクーデター。ナチス政権の樹立を目ざしたが、軍隊に鎮圧され、ヒトラーは逮捕、ナチス党は解散させられた。
やましろ‐の‐くにいっき【山城国一揆】
文明17年(1485)山城南部で国人(こくじん)・地侍(じざむらい)らが中心となって起こした一揆。抗争を続ける畠山政長と義就の両軍を撤退させ、以後8年間、守護による支配を排除し、自治を行った。
よなおし‐いっき【世直し一揆】
幕末から明治初年の世直しを標榜した農民一揆の総称。貧農や小作人層が中心となり、地主・高利貸しなどに対して、小作地・質地の返還、商人・高利貸しの特権排除、村役の罷免などを要求してうちこわしを行った。