もみ‐がみ【揉み紙】
揉んでしわを作った紙。紙を棒などに巻きつけ、押し縮めてしわをつける。
もみ‐がわ【揉み皮/揉み革】
なめし皮の表面を削り、もんで柔らかにしたもの。表面に細かい皺(しぼ)がある。韋(おしかわ)。
もみ‐くしゃ【揉みくしゃ】
「もみくちゃ」に同じ。「人込みで—になる」
もみ‐くじ【揉み鬮】
紙片に必要なことを書いてひねっておき、人に引かせるくじ。ひねりぶみ。「—は恵方果報、後に無理言ふまいぞ」〈浄・女腹切〉
もみ‐くた【揉みくた】
「もみくちゃ」に同じ。「—になった写真の屑を」〈有島・或る女〉
もみ‐くちゃ【揉みくちゃ】
1 もまれてひどく皺(しわ)になること。「—の千円札」 2 人々の間に挟まれ、ひどくもまれること。もみくしゃ。もみくた。「満員電車で—にされる」
もみ‐けし【揉み消し】
もみけすこと。「不祥事の—をはかる」「—工作」
もみ‐け・す【揉み消す】
[動サ五(四)] 1 火のついたものをもんで消す。「タバコの火を—・す」 2 自分に都合の悪い事件やうわさなどが表沙汰になるのを、手段をつくして抑える。「スキャンダルを—・す」 3 強大なものが...
もみ‐こ・む【揉み込む】
[動マ五(四)] 1 もんで中へ入れる。「肉に塩コショウを—・む」 2 教え込む。仕込む。「よろづ花車事(きゃしゃごと)の分は銀(かね)に飽かせて—・み」〈浮・禁短気・二〉
もみ‐しだ・く【揉み拉く】
[動カ五(四)]よくもむ。もんでしわくちゃにする。「紙を—・いてやわらかくする」