ばち【撥】
⇒はつ
ばち‐あし【撥脚】
撥の形をした机などの脚。
ばち‐あわせ【撥合(わ)せ】
雅楽で、調子を奏するときに用いられる琵琶の旋律。→調子
ばち‐えり【撥襟】
女物長着の襟の一。襟幅が襟先にいくにしたがって広くなるもの。浴衣やふだん着などに用いられる。
ばち‐おと【撥音/桴音】
撥で弾き鳴らす音。また、桴で打ち鳴らす音。
ばち‐かわ【撥皮/撥革】
三味線や琵琶の、撥の当たる部分に重ねて貼(は)った小さい半円形の皮。
ばち‐さばき【撥捌き/桴捌き】
1 (撥捌き)琵琶・三味線などの撥の扱い方。 2 (桴捌き)太鼓の桴の扱い方。
ばち‐だこ【撥胼胝】
三味線・琵琶(びわ)などをよく弾くために、撥を持つ手指にできるたこ。
ばち‐びん【撥鬢】
江戸中期に流行した男子の髪形の一。両鬢を三味線の撥の形にそり込んだもの。
ばちびん‐しょうせつ【撥鬢小説】
撥鬢奴を主人公にして、その任侠を描いた小説。村上浪六が好んで書き、明治30年代に人気を呼んだ。