い‐けいれん【胃痙攣】
上腹部が発作的に激しく痛む症状。実際に胃が痙攣するとは限らず、胆石症・腎結石・子宮外妊娠・胃穿孔(いせんこう)・虫垂炎・急性胃腸炎などでみられる。
がんけん‐けいれん【眼瞼痙攣】
自分の意に反して眼の周りの筋肉が収縮する病気。まぶたが痙攣する、瞬きが多くなる、目を開けていられないなどの症状が起こり、重症化すると上まぶたが下がって見えなくなることもある。原因ははっきりしない...
けい‐れん【痙攣】
[名](スル)全身的または部分的に筋肉が収縮し、不随意運動を起こすこと。持続的にみられる強直性のもの、間欠的にみられる間代性のものなどがあり、脳疾患・髄膜炎・中毒・ホルモンの異常などが原因。「唇...
こうとう‐けいれん【喉頭痙攣】
声帯付近の筋肉が痙攣(けいれん)し、一時的に呼吸ができなくなること。食物や異物による刺激・ストレス・溺水・麻酔下での気管挿管や抜管などが原因となる。
こう‐れん【拘攣】
[名](スル)「痙攣(けいれん)」に同じ。「厳しく—する唇」〈二葉亭訳・あひゞき〉
ちつ‐けいれん【膣痙攣】
膣および膣周囲の筋肉が不随意に痙攣を起こすこと。膣痙。
て‐なえ【手萎へ/攣】
手や腕が自由に動かないこと。「この経を受持する者(ひと)を謗(そし)らば…—躄(あしなへ)となり」〈霊異記・下〉
ねっせい‐けいれん【熱性痙攣】
痙攣(けいれん)のうち、セ氏38度以上の熱があり、発熱以外に原因がみあたらないものをいう。
ひふくきん‐けいれん【腓腹筋痙攣】
腓腹筋に起こる強直性の痙攣。激痛を伴う。こむらがえり。
へ‐お【綜緒/攣】
「足緒(あしお)」に同じ。「—つきて山に入りにし荒鷹のいと招(を)き憎き空言なせそ」〈古今六帖・二〉