きょう‐おう【教皇】
⇒きょうこう(教皇)
きょう‐こう【教皇】
ローマ‐カトリック教会の最高位の聖職。地上におけるキリストの代理、使徒ペテロの後継者であり、全教会に対する首位権をもつ。法王。ローマ教皇。きょうおう。→バチカン
きょうこうインノケンティウスじっせい【教皇インノケンティウス十世】
《原題、(スペイン)Papa Inocencio Ⅹ》ベラスケスの絵画。赤い上着と帽子を身に付け、鋭い眼差しを向ける教皇を描く。ローマ、ドーリアパンフィーリ美術館所蔵。
きょうこう‐ちょう【教皇庁】
全世界のローマ‐カトリック教会の行政およびバチカン市国統治の中央機関。教皇と枢機卿によって運営される。法王庁。ローマ聖庁。ローマ教皇庁。
きょうこう‐りょう【教皇領】
ローマ教皇が世俗的支配権をもって統治する領域。中世を通じて変遷を遂げ、ナポレオンによりいったん廃絶、のち復活。1929年、ラテラノ条約によりバチカン市国となる。法王領。
きょう‐しょ【教書】
1 ローマカトリック教会で、教皇・司教が信徒を教導するため公式に発する布告・書簡。 2 米国で、大統領や州知事が連邦議会または州議会に出す政治上の意見書。メッセージ。「一般—」「予算—」 3 英...
きんだい‐しゅぎ【近代主義】
1 近代市民社会の自由・平等・独立の原理を確立しようとする思想的立場。 2 19世紀末から20世紀初頭のカトリック教会内で、近代思想・学問の方法を導入したキリスト教改革運動。教皇ピウス10世はこ...
ギベリン【Ghibelline】
中世末期のイタリア諸都市で、神聖ローマ帝国皇帝を支持してゲルフ(教皇派)と争った党派。皇帝派。皇帝党。
クイリナーレ‐きゅうでん【クイリナーレ宮殿】
《Palazzo del Quirinale》イタリアの首都ローマにある宮殿。ローマの七丘の一、クイリナーレの丘にある。16世紀にローマ教皇グレゴリウス13世の夏の離宮として建設が始まり、クレメ...
クレルモン‐こうかいぎ【クレルモン公会議】
フランス中部のクレルモンで、1095年に行われた宗教会議。教皇ウルバヌス2世が、十字軍の結成を提唱した。