きょうかしょ‐さいばん【教科書裁判】
昭和40年(1965)、高校日本史教科書の執筆者である家永三郎が、文部省による教科書検定は憲法の禁じる検閲にあたり違憲であるとして、国を相手に提訴した裁判。
きょうかしょ‐たい【教科書体】
和文活字書体の一。筆で書いた楷書体に近いもの。小学校の教科書で使われる。
きょうかしょむしょう‐そちほう【教科書無償措置法】
《「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」の略称》義務教育で使用する教科書を無償配布するための具体的方法や教科書採択の仕組みなどを定めた法律。昭和38年(1963)施行。
きょうか‐たんにんせい【教科担任制】
教員がそれぞれ専門の教科のみを担当し、指導に当たる制度。
きょうか‐ぶんぽう【教科文法】
「学校文法」に同じ。
きょうかようとしょけんてい‐ちょうさしんぎかい【教科用図書検定調査審議会】
教科書として採用する図書の調査・審議を行う文部科学省の諮問機関。大学教授や小・中・高等学校の教員などから選ばれた委員で構成される。
きょうかようとしょ‐さいたくちく【教科用図書採択地区】
域内の公立小・中学校で同一の教科書を使用するのが適当であるとして、都道府県の教育委員会が教科書無償措置法に基づいて定める地域。採択地区。→教科書共同採択地区
きょう‐かん【教官】
1 国立の学校・研究所などで教育・研究に携わる人。 2 私立大学や技術を教える学校の教員。 3 旧陸海軍の学校の教職者。また、旧制の学校で教練を担当した軍人。
きょう‐かん【教観】
仏語。教相(きょうそう)と観心(かんじん)の二門。天台宗における理論的な教理研究の側面と実践的な修行の側面。→観心 →教相
きょう‐がく【教学】
[名](スル) 1 教えることと学ぶこと。教育と学問。 2 それぞれの宗教・宗派の立場から、自らの宗教を研究する学問。