さん‐せい【散聖】
世俗を捨て仏門に入った人を敬っていう語。特に、布袋(ほてい)和尚をさす場合がある。
さん‐せん【散銭】
神仏に上げるお金。賽銭(さいせん)。「—取り返して、下向して給はれ」〈浮・胸算用・五〉
さん‐そん【散村】
人家が散在している村。⇔集村。
さん‐だい【散大】
[名](スル)瞳孔が開くこと。
さん‐だん【散弾/霰弾】
発射すると、薬莢(やっきょう)に込められた多数の細かい鉛のたまが銃口から散らばって出るように作られた銃弾。ばらだま。
さんだん‐じゅう【散弾銃】
散弾を発射するための銃。狩猟やクレー射撃に用いられる。ショットガン。
さん‐ちゃ【散茶】
1 茶の葉をひいて粉にしたもの。ひき茶。抹茶。 2 煎じたての香りのいい茶。煮端(にばな)。出ばな。 3 「散茶造り」の略。 4 「散茶女郎」の略。
さんちゃ‐じょろう【散茶女郎】
江戸時代、江戸吉原の遊女の階級の一。太夫・格子女郎の次で、埋め茶女郎の上位。安永(1772〜1781)ごろ、太夫・格子が絶えてからは最上位。のち、呼び出し・昼三(ちゅうさん)・付け回しに分かれた。
さんちゃ‐づくり【散茶造(り)】
元禄(1688〜1704)ごろから見られる、江戸の遊郭新吉原の店の構え方。局店(つぼねみせ)を広く構え、大格子をつけ、庭も広くとった。
さん‐ちょう【散超】
《「散布超過」の略》財政資金対民間収支で、政府支出が収入を上回る場合のこと。払い超。⇔揚げ超。