すきや‐がしら【数寄屋頭】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、殿中の茶礼・茶器などをつかさどり、数寄屋坊主を統轄した。数寄屋坊主頭。
すきや‐づくり【数寄屋造(り)】
茶室建築の手法を取り入れた住宅様式。長押(なげし)を省き、面皮柱(めんかわばしら)や荒壁、下地窓(したじまど)などを用いる。数寄屋普請(ぶしん)。
すきや‐ばし【数寄屋橋】
東京都千代田区有楽町と中央区銀座との境の外堀に架かっていた橋。江戸時代には数寄屋橋門があった。昭和33年(1958)外堀の埋め立てにより消滅。
すきや‐ぶしん【数寄屋普請】
⇒数寄屋造(すきやづく)り
すきや‐ぼうず【数寄屋坊主】
江戸幕府の職名。数寄屋頭の配下で、将軍をはじめ出仕の幕府諸役人に茶を調進し、茶礼・茶器をつかさどった。御数寄屋(おすきや)坊主。
ちゃ‐しつ【茶室】
茶事を行うための室。日本独特の建築様式で、四畳半を基準とし、中央に炉を切り、床の間・にじり口などがついている。囲(かこい)。数寄屋。
つち‐びさし【土庇/土廂】
数寄屋造りなどで、地面に柱を立て、深く張り出させた庇。どびさし。
やまと‐べい【大和塀】
1 杉の皮を縦に張り、竹の押縁(おしぶち)で押さえた塀。数寄屋などの庭に用いる。 2 板を大和打ちにした塀。
りょう【寮】
1 学生・従業員などのための共同宿舎。「会社の—」 2 茶室としてつくった小さな建物。数寄屋。また、その名目でつくった江戸の富裕町人の別宅。下屋敷。 3 律令制で、多く省に属し、職(しき)より下...
りょう【寮】
[常用漢字] [音]リョウ(レウ)(呉)(漢) [訓]つかさ 1 役人のいる建物。また、同僚の役人。「寮属/図書寮(ずしょりょう)」 2 寄宿舎。「寮生・寮母/学寮・入寮・独身寮」 3 数寄屋。...