きせい‐ばち【寄生蜂】
ハチのうち、他の昆虫やその卵に産卵し、卵からかえった幼虫がそれを食べて成長するもの。タマバチ・コバチ・ヒメバチ・コマユバチ・ツチバチなど。害虫の天敵として重要。やどりばち。きせいほう。
きたな‐び・る【汚びる/穢びる】
[動ラ下二]見苦しい、また、卑怯(ひきょう)な振る舞いをする。「—・れて敵に笑はるな」〈太平記・五〉
きっこう‐ぶね【亀甲船】
1 李朝時代の朝鮮の軍船。矢や敵の侵入を防ぐため、船体上面を厚板で亀甲状に装甲した船。 2 日本の近世前期の小型軍船で1のように装甲したもの。
昨日(きのう)の敵(てき)は今日(きょう)の友(とも)
昨日までは敵だった者たちでも、事情が変わって今日は味方同士になること。人の心や運命がうつろいやすく、あてにならないものであることのたとえ。昨日の友は今日の仇。
きば‐せん【騎馬戦】
二、三人が組んで馬の形をつくり、その上に別の一人が乗り、敵味方に分かれて上に乗っている者を落とし合ったりその者の帽子などを取り合ったりする遊戯。
牙(きば)を鳴(な)ら・す
1 牙をむき出しにする。敵意をあらわにする。 2 くやしがったり怒ったりして歯ぎしりをする。「にっくい奴は直姫と、—・して語らるれば」〈浄・蝉丸〉
き‐へい【奇兵】
敵の不意を討つ軍隊。⇔正兵(せいへい)。
きゅう【仇】
[音]キュウ(キウ)(漢) [訓]あだ あた あだする 1 憎らしい相手。あだ。「仇怨(きゅうえん)・仇敵/復仇・報仇」 2 (「逑」と通用)仲間。連れ合い。「好仇」
きゅう‐し【仇視】
[名](スル)かたきのように憎み見ること。敵視。「上帝を父視せず、却て之を—し」〈織田訳・花柳春話〉
きゅう‐しゅう【仇讐】
あだ。かたき。仇敵。