なげ‐やり【投げ槍】
敵に投げつけるために用いる柄の短い槍。
なずらい【準ひ/准ひ/擬ひ】
《動詞「なずらう」の連用形から》本物に準ずること。匹敵すること。似つかわしいこと。また、そのもの。「かの人の御—にだにもあらざりけるかな」〈源・若菜下〉
雪崩(なだれ)を打(う)・つ
雪崩1のような勢いで、大勢の人が一時にどっと移動する。「敵軍が—・って敗走する」
なで‐ぎり【撫で切り/撫で斬り】
1 刃物でなでるようにして切ること。薄くそぐように切ること。 2 たくさんの人を、片端から切り捨てること。また、多くの相手を打ち負かすこと。「群がる敵を—にする」
何(なに)するものぞ
なにができようか。たいしたことはない。「難敵—」
何(なに)とした
1 どうした。どういう。「—しだらで何方(いづかた)へ立ち退(の)きやる」〈浄・博多小女郎〉 2 どんな…も。いかなる…も。「—敵にも左右なう取りひしがるることあるまじいぞ」〈天草本伊曽保・百姓...
なま‐じい【憖】
[形動][文][ナリ] 1 「なまじ
」に同じ。「—に御器量好しだの美人だの云われた丈に」〈蘆花・自然と人生〉 2 そうするのは無理なのにあえてするさま。「物思ふと人に見えじと—に常に思へりあ...
なら・ぶ【並ぶ/双ぶ/列ぶ】
[動バ五(四)] 1 列などをつくって位置する。また、隣り合う。つらなる。「切符を買いに—・ぶ」「店に品物が—・んでいる」「—・んで座る」 2 二つのものが一緒に存在する。力の程度に優劣がなく...
なり‐あ・う【成り合ふ】
[動ハ四] 1 でき上がって整う。整った姿になる。「まだ—・はぬ仏の御飾りなど見給へおきて」〈源・東屋〉 2 成長する。成熟する。「かた生ひの—・はぬほどともなく」〈夜の寝覚・五〉 3 互いに連...
なり‐きん【成(り)金】
1 急に金持ちになること。また、その人。「土地—」 2 将棋で、駒が敵陣に入って金将と同じ働きをするようになったもの。