あくまれいはい【悪魔礼拝】
種村季弘の随筆集。古代から現代に至るヨーロッパの悪魔学の歴史をひもときつつ、近代芸術・文学の成立過程を論じる。昭和54年(1979)刊。
あくむのカルタ【悪夢の骨牌】
中井英夫の連作短編小説集。「太陽」誌に連載されたのち、昭和48年(1973)刊行。翌昭和49年(1974)、第2回泉鏡花文学賞受賞。昭和55年(1980)刊行の、連作短編シリーズ「とらんぷ譚」第...
あけもどろ【明けもどろ】
霜多正次の長編小説。1960年代の沖縄を描く。昭和44年(1969)から昭和45年(1970)にかけて、「民主文学」誌に連載。単行本は昭和46年(1971)刊。
あさぎり【朝霧】
永井竜男の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は、昭和24年(1949)、「文学界」誌に発表、同年の第2回横光利一賞を受賞。作品集は昭和25年(1950)刊行で、ほかに「『あひびき』か...
あさ‐じ【浅茅】
まばらに生えた、または丈の低いチガヤ。文学作品では、荒涼とした風景を表すことが多い。《季 秋》
あさってのひと【アサッテの人】
諏訪哲史の小説。平成19年(2007)発表。同年、第50回群像新人文学賞、第137回芥川賞受賞。
あしながおじさん
《原題Daddy-Long-Legs》ウェブスターによる児童文学作品。1912年刊。孤児院出身の少女が、「あしながおじさん」と呼ぶ匿名の援助者に綴る手紙の体裁をとった書簡体小説。1915年刊の続...
アジアのすな【アジアの砂】
多田裕計の長編小説。昭和31年(1956)刊。戦場で報道員として働く青年の苦悩を描いた戦争文学。
アストロノミー【astronomy】
天文学。
あそび【遊び】
1 遊ぶこと。「—に興じる」 2 酒色にふけったり、賭け事をしたりすること。遊興。「—で身を持ち崩す」 3 仕事がないこと。仕事ができなくてひまなこと。「受注がなくて当分—だ」 4 物事にゆとり...