とうざいぶんがくひかくひょうろん【東西文学比較評論】
高安月郊の文芸評論集。大正5年(1916)刊。
とうようしそうじゅうろっこう【東洋思想十六講】
高須芳次郎の著作。新潮社の「思想・文芸講話叢書」の一。大正14年(1925)刊。
ときにたつ【時に佇つ】
佐多稲子による自伝的連作短編集。昭和50年(1975)「文芸」誌で連載。全12編の11編目が同年の第3回川端康成文学賞を受賞。単行本は翌年刊行。
ときのうしお【時の潮】
高井有一の長編小説。昭和初期に生まれた主人公が、昭和天皇崩御後に昭和の時代を振りかえる回顧録。平成14年(2002)刊行。同年、第55回野間文芸賞受賞。
トト【Thoth】
エジプト神話の神。文芸・暦法・科学の神で、朱鷺(とき)の頭をした姿で表される。トート。
とらじいちゃんのぼうけん【トラジイちゃんの冒険】
阪田寛夫による児童文学作品。昭和55年(1980)刊。同年、第18回野間児童文芸賞を受賞。
とんぐん【豚群】
黒島伝治の短編小説。大正15年(1926)「文芸戦線」誌に発表。
とんでろじいちゃん
山中恒の児童文学作品。少年が祖父と共に祖父の子ども時代へタイムスリップするファンタジー。平成5年(1993)刊行。第31回野間児童文芸賞受賞。平成11年(1999)、大林宣彦監督により「あの、夏...
どうとんぼりがわ【道頓堀川】
宮本輝の小説。大阪の繁華街、道頓堀を舞台に、両親を亡くした青年邦彦の姿を描く青春小説。「文芸展望」誌の昭和53年(1978)4月号に発表。前年に発表した「蛍川」「泥の河」とあわせ三部作をなす。深...
ドキュメントさやまじけん【ドキュメント狭山事件】
佐木隆三によるルポルタージュ。昭和38年(1963)に起こった強盗殺人事件に取材した作品。昭和51年(1976)「文芸春秋」誌に第1章から第5章にあたる部分を連載、昭和52年(1977)単行本刊...