あおべかものがたり【青べか物語】
山本周五郎による連作短編小説。昭和35年(1960)「文芸春秋」誌に連載。浦安をモデルとする架空の町「浦粕」を舞台に、昭和初期の漁師町の人間模様を描いた作品。昭和36年(1961)、文芸春秋読者...
あかいとり【赤い鳥】
児童文芸雑誌。大正7年(1918)創刊。昭和11年(1936)廃刊。鈴木三重吉主宰。芥川竜之介の「蜘蛛の糸」をはじめ、有島武郎・北原白秋らの創作童話・童謡を掲載。
あかね【アカネ】
根岸短歌会の機関誌。明治41年(1908)に「馬酔木(あしび)」が終刊したのち、三井甲之の編集により創刊。短歌のほか小説、西洋文学や批評なども掲載する総合文芸雑誌となるが、伊藤左千夫らが離反して...
あきのめだま【秋の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和41年(1966)刊。「春の目玉」「暁の目玉」とあわせ三部作をなす。第4回野間児童文芸賞受賞。
あくま‐しゅぎ【悪魔主義】
《diabolism/(フランス)satanisme》19世紀末にヨーロッパで起こった、悪魔的なものの中に美を求める文芸上の主張。耽美(たんび)主義が極端に進んだもの。ボードレールやオスカー=ワ...
口承
an oral tradition昔話や伝説は口承によって伝えられたFolklore and legends were handed down orally.口承文芸oral literature
高踏
高踏的な文学(作品)a highbrow literary work彼は高踏的な生き方に徹したHe kept aloof from the world throughout his life.高...
こうとうは【高踏派】
〔一般に〕the highbrows;〔文芸で〕the Parnassian school
雑誌
a magazine;〔学会などの〕a journal;〔定期刊行物〕a periodical週刊[月刊/季刊]雑誌a weekly [monthly/quarterly] magazine(▼...
思潮
the trend [current] of thought現代思潮contemporary thought時代思潮the spirit of the times現代文芸思潮the trend ...
ぶんげい【文芸】
[共通する意味] ★詩、和歌、小説などの、言葉を表現手段とした芸術。[英] literature[使い方]〔文芸〕▽近世の文芸を研究している▽文芸雑誌▽大衆文芸▽口承文芸〔文学〕▽九十年代の文学...
ぶんがく【文学】
[共通する意味] ★詩、和歌、小説などの、言葉を表現手段とした芸術。[英] literature[使い方]〔文芸〕▽近世の文芸を研究している▽文芸雑誌▽大衆文芸▽口承文芸〔文学〕▽九十年代の文学...
ぶんがくしゃ【文学者】
[共通する意味] ★文芸作品を作る人。特に、小説を書く人。[英] an author; a writer[使い方]〔作家〕▽作家を講師に招く▽芥川(あくたがわ)賞作家▽女流作家〔小説家〕▽時代小...
さっか【作家】
[共通する意味] ★文芸作品を作る人。特に、小説を書く人。[英] an author; a writer[使い方]〔作家〕▽作家を講師に招く▽芥川(あくたがわ)賞作家▽女流作家〔小説家〕▽時代小...
しょうせつか【小説家】
[共通する意味] ★文芸作品を作る人。特に、小説を書く人。[英] an author; a writer[使い方]〔作家〕▽作家を講師に招く▽芥川(あくたがわ)賞作家▽女流作家〔小説家〕▽時代小...
あおの‐すえきち【青野季吉】
[1890〜1961]文芸評論家。新潟の生まれ。早大卒。「種蒔(ま)く人」「文芸戦線」の同人。初期プロレタリア文芸理論確立のため活躍した。著「転換期の文学」「文学五十年」など。
あきやま‐しゅん【秋山駿】
[1930〜2013]評論家。東京の生まれ。「内向の世代」を代表する文芸評論家として、人間の内面を凝視する評論で知られる。報知新聞社に在職中の昭和35年(1960)、評論「小林秀雄」で群像新人文...
あさひな‐あき【朝比奈秋】
[1981〜 ]医師・小説家。京都の生まれ。医師として勤務しながら小説を執筆。令和3年(2021)「塩の道」で林芙美子文学賞を受賞し、小説家デビュー。「植物少女」で三島賞を、「あなたの燃える左手...
あら‐まさひと【荒正人】
[1913〜1979]文芸評論家。福島の生まれ。雑誌「近代文学」創刊に参加。政治と文学論で中野重治と論争するなど、攻撃的な評論活動を続けた。夏目漱石の研究でも知られる。著「第二の青春」「市民文学...
ありま‐よりちか【有馬頼義】
[1918〜1980]小説家。東京の生まれ。頼寧(よりやす)の子。推理小説ブームの一翼を担い、「終身未決囚」で直木賞受賞。昭和45年(1970)には文芸雑誌「早稲田文学」の編集長となる。他に「四...