こぐち‐ぼり【木口彫(り)】
木口を版面とした版木に彫刻すること。また、その木版。→板目(いため)彫り
こぐち‐もくはん【木口木版】
木口に彫刻した凹版。また、その印刷物。版木としてツゲなどを使う。濃淡や諧調が表現できる。西洋木版。→板目(いため)木版
こ‐ぐら・い【木暗い】
[形][文]こぐら・し[ク]木が茂って、その下が暗い。「—・い山中の道」
こ‐ぐれ【木暗/木暮れ】
木陰の暗い所。木暗がり。「照射(ともし)すと鹿にもあはぬもの故に—の下に夜をあかしつる」〈堀河百首〉
こぐれ‐りたろう【木暮理太郎】
[1873〜1944]登山家。群馬の生まれ。東京市史の編纂に携わるかたわら、登山の普及に貢献した。著「山の憶い出」など。
こけら【杮/木屑】
1 材木を削るときに出る細片。けずりくず。こっぱ。 2 「杮板(こけらいた)」の略。
こ‐しげ・し【木繁し/木茂し】
[形ク]木が茂っているさま。枝葉が生い茂っている。「いと—・き中より、篝火(かがりび)どもの影の」〈源・薄雲〉
こした‐やみ【木下闇】
「木(こ)の下闇」に同じ。《季 夏》「須磨寺や吹かぬ笛きく—/芭蕉」
こ‐すき【木鋤/杴】
1 全部が木でできたすき。 2 雪かき用の木製のすき。
こぞめ‐づき【濃染月/木染月】
《木々が色濃く染まる月の意から》陰暦8月の異称。《季 秋》