もくらん【木蘭】
中国の伝説上の女性。年老いた父の代わりに男装して従軍し、功を立てて故郷に帰ったとされ、古くから民謡や詩歌、戯曲の題材となっている。ムーラン。
もくらん‐じ【木蘭地】
梅谷渋(うめやしぶ)に明礬(みょうばん)をまぜて染めた狩衣(かりぎぬ)・直垂(ひたたれ)などの地。その色は赤みのある黄を帯びた茶色。もくれんじ。むくらんじ。
もくれん‐じ【木蘭地】
⇒もくらんじ(木蘭地)
もくらん‐じき【木蘭色】
染め色の名。赤みのある灰黄色。きつるばみ。こうぞめ。
もく‐り【木理】
「木目(もくめ)」に同じ。
こだくみ‐の‐つかさ【木工寮】
⇒もくりょう(木工寮)
もく‐りょう【木工寮】
律令制で、宮内省に属し、宮中の殿舎の造営や木材の伐採などをつかさどった役所。こだくみのつかさ。
もく‐れいし【木茘枝】
ニシキギ科の常緑低木。暖地の海岸近くに生える。葉は対生し、楕円形で厚い。雌雄異株。3月ごろ、緑白色の小花を多数つける。実は熟すと果皮が裂けて赤い種子が現れる。
もく‐れん【木蓮/木蘭】
モクレン科の落葉低木または亜高木。よく分枝し、葉は広倒卵形。3、4月ごろ、葉に先だって紫色の6弁花を上向きに開く。実は集合果で、熟すと裂けて赤い種子をつり下げる。中国の原産。古くから庭木とされる...
もく‐れんが【木煉瓦】
煉瓦状に作った木製のブロック。建築・舗装材などに用いる。きれんが。