そん‐しん【尊信】
[名](スル)尊び信頼すること。また、尊んで信仰すること。「その住職の—する宗教のことを想像し」〈藤村・夜明け前〉
そん‐ぷうし【村夫子】
《「そんふうし」とも》村の学者。田舎の先生。また、見識の狭い学者をあざけっていう。「毎日子供たちを教えに行く—の身に甘んじている」〈藤村・夜明け前〉
たい‐い【大意】
1 文章で、言おうとしている要点。大体の意味。おおよその趣旨。「—をとらえる」 2 雄大な考え、または意図。大志。「—は人おのおのにある」〈藤村・夜明け前〉
たけ【丈/長】
1 人や物の高さ。「身の—」「草の—」 2 衣服の全体または部分の長さ。「スカートの—を詰める」「袖—」 3 馬の、足から肩までの高さが4尺(約1.2メートル)から4尺9寸(約1.5メートル)ま...
たち・く【立ち来/起ち来】
[動カ変] 1 やってくる。来る。「近江より朝—・くればうねの野にたづぞ鳴くなる明けぬこの夜は」〈古今・大歌所御歌〉 2 雲・霧・波・風などがわき起こってくる。「吾家(わぎへ)の方よ雲居—・くも...
たち‐のき【立(ち)退き】
立ち退くこと。特に、住まいを明け渡してよそへ移ること。「区画整理で—を迫られる」
たちのき‐りょう【立(ち)退き料】
土地・家屋の貸し主が、借り主に明け渡しを求めるとき、移転による損失を補償するために支払う金銭。
たち‐の・く【立(ち)退く】
[動カ五(四)] 1 その場を立ち去り、よそへ移る。「デモ隊が—・かされる」 2 住まいを明け渡してよそへ移る。「建て替えのためアパートを—・く」
たて‐なお・る【立(て)直る】
[動ラ五(四)]直ってもとのようになる。たちなおる。「せっかく—・ろうとしている小さな胸に」〈藤村・夜明け前〉
たまかずら【玉鬘】
源氏物語第22巻の巻名。光源氏、34歳から35歳。成人して筑紫から上京した玉鬘が、源氏の養女となるいきさつを描く。
の女主人公の名。頭中将(とうのちゅうじょう)の娘。母は夕顔。筑紫から上京...