あり‐あけ【有明】
1 陰暦16日以後、月が空に残りながら夜が明けること。また、その月。ありあけのつき。ありあけづき。「—の空」《季 秋》「—や浅間の霧が膳を這(は)ふ/一茶」 2 広く、夜明けをいう。明け方。 3...
ありあけ‐あんどん【有明行灯】
夜明けまで、夜通しつけておく行灯。
ありあけ‐の‐つき【有明の月】
陰暦16日以後、夜が明けかけても、空に残っている月。ありあけづき。ありあけづくよ。ありあけ。《季 秋》「—になりけり母の影/其角」
ありゃ‐こりゃ
[名・形動]《「あれやこれや」の意から》あべこべ。反対。「—に人の前にすえた膳」〈藤村・夜明け前〉
アルボラーダ‐きゅうでん【アルボラーダ宮殿】
《Palácio da Alvorada》ブラジルの首都ブラジリアにある大統領官邸の通称。ポルトガル語で「夜明けの宮殿」を意味する。オスカー=ニーマイヤーの設計により、1958年に建造。三権広場...
哀(あわ)れを止(とど)・める
1 悲しみや同情を一身に集める。「ここに哀れを止めしは」の形で説教節などに常套(じょうとう)句として用いられた。「—・めたのは帰らぬ飼い主を待つ犬の姿だった」 2 深い感動がいつまでも残る。「秋...
いい‐なや・む【言(い)悩む】
[動マ五(四)] 1 言うべきかどうかと悩む。「さんざん—・んだすえ秘密を打ち明ける」 2 思うとおりのことが言えないで表現に苦労する。「どうあいさつしたものか—・む」 3 言葉に出して心配する...
いお・る【庵る】
[動ラ四]庵をつくって住む。仮の宿をとる。「筑波峰(つくばね)に—・りて妻なしにわが寝む夜ろははやも明けぬかも」〈常陸風土記〉
いか‐な【如何な】
《「いかなる」の音変化》 [連体] 1 どんな。どのような。「—名人でも簡単にはできまい」 2 さすがの。「—先生も年には勝てない」〈藤村・夜明け前〉
[副](あとに打消しの語を伴って)どう...
いくさ‐よばい【軍喚ばひ】
戦場における敵味方の喚声。ときの声。「明けても暮れても—の声絶えざりし」〈平家・灌頂〉