ま‐の‐あたり
《「目の辺り」の意か。「目の当たり」とも書く》 [名] 1 目のすぐ前。眼前。「災害のあとを—に見る」 2 疑う余地のない事がら。事実。「地獄極楽破滅せんは—なるに」〈根無草・一〉 [副] ...
まま【儘/随/任】
《「まにま」の音変化》多く連体修飾語を受けて形式名詞的に用いられる。 1 その状態に変化のないこと。それと同じ状態。「昔の—」「現状の—」「立った—の姿勢」 2 (多く「ままになる」の形で用いる...
ままこ‐ばなし【継子話】
昔話の一系統で、継母の虐待による苦難を耐え忍んだ継子が最後に幸せになり、逆に継母とその実子とが不幸になるというもの。糠福米福・紅皿欠皿など多くの話が伝えられ、落窪物語などの文学作品にも取り入れら...
まもり‐づけ【守り付け】
昔、戦場で、死を覚悟した者がその氏名を記して髻(もとどり)につけた木札。
まゆ‐はらい【眉払い】
昔、少女が成人したしるしとして眉毛を抜いたり剃(そ)ったりしたこと。また、その儀式。
まり【鋺/椀】
昔、水や酒などを盛った円い形の器。もい。「面を隠す大—に、そのすすむる酒を盛りき」〈記・下〉
まる‐かもじ【丸髢】
髢の一。昔、女官が平額(ひらびたい)を取りつけるために前頭部に丸めて添えたもの。
まん・ず【満ず】
[動サ変] 1 日限が満ちる。期限が来る。「其の七日に—・ずる夜」〈今昔・六・四六〉 2 願い事などが満たされる。かなう。「我が願すでに—・ず」〈著聞集・一三〉 3 すべてに及ぶ。欠けたところが...
まん‐まく【幔幕】
式場や昔の軍陣などで、周囲に張り巡らす、横に長い幕。 [補説]もと、布を縦に縫い合わせたものが幔、横に縫い合わせたものが幕。
み‐か【甕】
《「み」は接頭語あるいは水の意か。「か」は飲食物を盛る器の意》昔、主に酒を醸造するのに用いた大きなかめ。もたい。「—越しに我が手な取りそ」〈神楽・明星〉