かいけい‐ざん【会稽山】
中国浙江(せっこう)省の紹興の南方にある山。春秋時代、越王勾践(こうせん)が呉王夫差(ふさ)に敗れた地。会稽。→会稽の恥
かいけい‐の‐はじ【会稽の恥】
《中国の春秋時代、越王勾践が呉王夫差と戦って、会稽山で囲まれ、負けて辱めを受けたという「史記」越世家の故事から》敗戦の恥辱。以前に受けたひどい恥。「—をすすぐ」
かい‐こ【回顧】
[名](スル) 1 過ぎ去ったことを思い起こすこと。「学生時代を—する」 2 後ろを振り返ること。「客室内を—し、アリスの一隅に坐するを観(み)て」〈織田訳・花柳春話〉
かい‐こ【蚕】
《「飼い蚕(こ)」の意》 1 カイコガの幼虫。孵化(ふか)したては黒く小さいが、のち白い芋虫となり、体長7センチくらい。桑の葉を食べ、ふつう4回脱皮し、繭を作ってさなぎになる。繭から生糸がとれ、...
かいこ‐だな【蚕棚】
1 蚕を飼う平たい籠(かご)を載せる棚。《季 春》 2 何層かの棚状につくられた寝台。
かい‐さく【晦朔】
みそかと、ついたち。また、1か月間。「是より始めて、昼夜、—春秋、あり」〈神皇正統記・序〉
かい‐し【回視】
[名](スル) 1 過去をふりかえってみること。回顧。「それは—するに忍びないような、各々の思い出を」〈葉山・海に生くる人々〉 2 あたりを見回すこと。「男前後を—して…、恐怖色に現れ」〈織田訳...
かい‐し【海市】
蜃気楼(しんきろう)の異称。《季 春》 [補説]書名別項。→海市
かい‐しゅん【回春】
1 春が再びめぐってくること。新年になること。 2 若返ること。「—の妙薬」 3 病気が治ること。快復。
かい‐しゅん【懐春】
《古代、中国では婚姻の時期を仲春(陰暦2月)に定めていたところから》年ごろになって春情を抱くこと。異性を思うようになること。特に、女子にいう。「—の年紀(としごろ)なるも、家訓甚だ、厳正なるが故...