もきちほうこう【茂吉彷徨】
北杜夫による斎藤茂吉の評伝。平成8年(1996)刊。茂吉評伝四部作の第3作。この四部作により、平成10年(1998)第25回大仏次郎賞を受賞。→青年茂吉 →壮年茂吉 →茂吉晩年
モレ‐シュル‐ロアン【Moret-sur-Loing】
フランス中北部の都市フォンテンブローの近郊、ロアン川沿いにある町。城壁に囲まれた旧市街は中世の面影が色濃く残る。印象派の画家、アルフレッド=シスレーが晩年を過ごしたことでも知られる。
よっつのさいごのうた【四つの最後の歌】
《原題、(ドイツ)Vier Letzte Lieder》リヒャルト=シュトラウスのソプラノ独唱と管弦楽のための歌曲集。最晩年の1948年に作曲。初演と出版は死後に行われた。歌詞はヘッセとアイヒェ...
よりかからず【倚りかからず】
茨木のり子の詩集。また、その表題作。詩集は平成11年(1999)刊行。年齢を重ね、何ものにも頼らず、流されずに生きる姿を表現した作品で、著者晩年の代表作の一つ。
らくすい‐そう【落水荘】
《Fallingwater》米国ペンシルベニア州南西部の町ミルランにある邸宅。ピッツバーグの南東約80キロメートルに位置する。1936年から1939年にかけて、ライトの設計により、実業家エドガー...
ラーデボイル【Radebeul】
ドイツ東部、ザクセン州の都市。ドレスデンの北西郊、エルベ川沿いに位置する。中世よりブドウの栽培が盛んで、ワイン産地として有名。小説家カール=マイが晩年を過ごした地で、その生涯と業績を紹介する博物...
ルールマラン【Lourmarin】
フランス南東部、プロバンス地方、ボークリューズ県の村。15世紀から16世紀にかけて建造されたルネサンス様式の城があり、石造りの古い家並みが残っている。作家アルベール=カミュが晩年を過ごしたことで...
ロマンはげいじゅつ【ロマン派芸術】
《原題、(フランス)L'Art romantique》ボードレールの美術批評集。1850年代から晩年までに発表された美術関連の評論をまとめたもので、著者没後の1869年に刊行。
わがこをくうサトゥルヌス【我が子を食うサトゥルヌス】
《原題、(スペイン)Saturno devorando a su hijo》ゴヤの絵画。カンバスに油彩。縦144センチ、横81センチ。ローマ神話の農耕の神サトゥルヌスが、将来、自らの子に殺される...