やつ‐がしら【戴勝】
サイチョウ目ヤツガシラ科の鳥。全長28センチくらい。体は橙褐色で、背・翼・尾に黒と白の帯があり、頭に扇状の冠羽がある。くちばしは細く、下向きに湾曲。ユーラシア・アフリカに分布。日本では迷鳥である...
やつはし‐りゅう【八橋流】
箏曲の流派の一。天和・貞享(1681〜1688)のころ、八橋検校が筑紫流箏曲を基礎にして創始。八橋の孫弟子の生田検校が、生田流を創始して以来衰微した。大阪・信州松代(まつしろ)・沖縄にその芸系の...
やどやのおんなしゅじん【宿屋の女主人】
《原題、(イタリア)La locandiera》ゴルドーニによる戯曲。3幕の喜劇。1753年初演。美人でしっかり者の宿屋の女主人が、言い寄る宿泊客たちをあしらいながら、最後は忠実な番頭を夫に選ぶ...
やはんらく【夜半楽】
雅楽。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の中曲。舞はない。唐の玄宗の作という。
俳諧撰集。与謝蕪村編著。安永6年(1777)刊。1冊。連作叙事詩「春風馬堤曲」や、「澱河歌(でんがか)」「老鶯児...
やばんきげき【野蛮喜劇】
《原題、(スペイン)Comedias bárbaras》バリェ=インクランの戯曲。「紋章の鷲」(1907年発表)「狼のロマンセ」(1908年発表)「銀の顔」(1923年発表)の3部からなる。「野...
やぶ‐そてつ【藪蘇鉄】
オシダ科の常緑で多年生のシダ。林下に生える。葉は束生し、長さ30〜90センチの羽状複葉。羽片は先が上向きに曲がった鎌形で、裏面に胞子嚢群が散らばってつく。きじのお。
やま‐あかがえる【山赤蛙】
無尾目アカガエル科の両生類。ニホンアカガエルに似るが、背側線が鼓膜のあたりで曲線を描く。本州・四国・九州の山地にすむ。
やま‐うば【山姥】
1 深山に住んでいるといわれる女の妖怪。山に住む鬼女。やまおんな。やまんば。 2 「やまんば2」に同じ。
謡曲。→やまんば
やまだ‐りゅう【山田流】
箏曲(そうきょく)の流派の一。安永(1772〜1781)ころに、生田流を学んだ江戸の山田検校が創始。生田流の、三味線本位に対し箏本位、器楽本位に対し声楽本位の語り物風な箏曲で、江戸を中心に流行し...
やまなみ【山脈】
木下順二の戯曲。昭和24年(1949)発表。戦時下の恋愛を描いたリアリズム演劇。