わがもの【我がもの】
端唄・うた沢節。一中節の都伝内の作曲といわれる。「我がものと思へば軽し笠の雪」という句を冒頭に、雪の夜、女のもとに通う心をうたったもの。幕末ごろ、京坂地方で流行、江戸にも広まった。
わがや【我が家】
《原題、(チェコ)Domov můj》ドボルザークの管弦楽曲。1883年作曲。チェコの劇作家・批評家・演出家ヨゼフ=カイエターン=ティルを主人公とする劇付随音楽の序曲として作曲された。我が故郷。
わき‐きょうげん【脇狂言】
1 正式な五番立ての演能で、脇能の次に上演される狂言。めでたい内容の曲が多い。 2 江戸時代の歌舞伎で、1日の興行の最初に行う三番叟(さんばそう)に次いで演じられた狂言。祝言性の濃い儀礼的なもの...
わき‐のう【脇能】
《本来「翁(おきな)」の次に演じられ、「翁」の脇の意からいう》能の分類の一。正式の五番立ての演能で、最初に上演される曲。神などをシテとする。神能(かみのう)。脇能物。初番目物。
わくせい【惑星】
《原題、The Planets》ホルストの管弦楽組曲。1914年から1916年にかけて作曲。全7曲。地球を除く七つの惑星を題材とする。ホルストの代表作であり、第4曲「木星」が最もよく知られる。
わ・ぐ【綰ぐ】
[動ガ下二]たわめ曲げる。わがねる。わげる。「髪の筋、裾つきいみじう美しきを、—・げ入れて」〈堤・このついで〉
ワグナーこうきょうきょく【ワグナー交響曲】
《原題、(ドイツ)Wagner-Sinfonie》ブルックナーの交響曲第3番ニ短調の通称。第1稿は1873年に完成。全4楽章。通称は、ワグナーに総譜を見せ、のちに同曲を献呈したことに由来する。ワ...
ワグネリアン【Wagnerian】
ドイツの作曲家リヒャルト=ワグナーの音楽を愛好する人。ワグナー崇拝者。
わぐ・む【綰む】
[動マ四]たわめて曲げる。わがねる。わぐ。「緑衫(ろうさう)はしも、あとのかたにかい—・みて」〈枕・二〇一〉
わ・ける【分ける/別ける】
[動カ下一][文]わ・く[カ下二] 1 一つにまとまっているものをいくつかの部分にする。分割する。「ドラマを前半と後半に—・ける」「五回に—・けて支払う」「髪を七三(しちさん)に—・ける」 2 ...