けん‐いん【検印】
1 検査済みのしるしに押す印。「書類に—を押す」 2 書物の奥付に、著者が発行の承認および発行部数の検査のために押す印。
けん‐こん【乾坤】
1 易(えき)の卦(け)の乾と坤。 2 天と地。天地。「奔騰狂転せる風は…、—を震撼し、樹石を動盪(どうとう)しぬ」〈露伴・運命〉 3 陰陽。 4 いぬい(北西)の方角とひつじさる(南西)の方角...
けん‐しょう【縑緗】
書物の表装に使う薄い絹。また、書物・書籍。
けん‐だい【見台】
《書見する台の意》書物をのせて読むのに用いる台。謡曲・浄瑠璃・長唄などの譜面をのせるのにも用いる。
げ【下】
1 程度・価値・等級・序列などが低いこと。標準より劣っていること。下等。した。「中の—の成績」⇔上(じょう)。 2 書物や文の章段などで、二つまたは三つに分けたものの最後のもの。「—の巻」⇔上(...
げ‐かん【下巻】
書物の巻数を二つまたは三つに分けてある場合の最後の巻。
げ‐しょ【外書】
仏教から見た仏教外の書物。外典(げてん)。
げ‐せん【牙籤】
象牙製の小さい札。書名を記して書物の帙(ちつ)の外に下げて目印とするもの。がせん。
げ‐だい【外題】
1 書物・掛け軸などの表紙に記してある書名・題名。→内題 2 上方で、歌舞伎や浄瑠璃の題名のこと。江戸では、名題(なだい)という。芸題。 3 古文書で、申文(もうしぶみ)・解状(げじょう)などの...
げ‐へん【下編/下篇】
書物などを、上・下または上・中・下に分けたときの最後の一編。