おい‐ぬ・く【追(い)抜く】
[動カ五(四)] 1 先に出たものに追いつき、さらにその先に出る。追い越す。「最後の一〇〇メートルで—・く」 2 劣っていたものが目標とする相手に追いついて、さらにまさる。「先進国の生産高を—・く」
おい‐の‐いりまい【老いの入舞】
年をとってから最後の一花を咲かせること。「そのまま人の嫌ふ事をも知らで—をし損ずるなり」〈花鏡〉
おお‐づめ【大詰(め)】
1 芝居の最終の幕、また場面。江戸時代には、一番目狂言の最終の幕をいった。→大切(おおぎ)り 2 物事の終局の場面。最後の段階。「捜査は—を迎えた」
おお‐とり【大取(り)】
《多く「大トリ」と書く》演芸会などで最後に出演する人。紅白歌合戦のように、出演者が複数の組に分かれている場合に、各組の中で最後になる人と区別していう。→取り2
おお‐びき【大引き】
1 床板および根太を支える横材。尾引き。 2 めくりカルタを三人でするとき、最後に札をめくる番に当たる者。「ことに拙者は—でござれば」〈黄・孔子縞〉
おお‐びけ【大引け】
1 取引所で、一日の最後に行われる取引。また、その値段。一日の取引がすべて終了した状態をいう場合もある。⇔寄り付き。 2 昔、遊郭で、その日の営業を終え、消灯して大戸を閉じること。江戸新吉原では...
おおびけ‐ねだん【大引け値段】
取引所で、一日の最後の取引(大引け1)で成立した値段。大引け値。引け値。引け相場。終値。⇔寄り付き値段。 [補説]大引けで売買が成立しない場合は、大引け値段は存在せず、ザラ場で最後に成立した売買...
おく‐の‐て【奥の手】
1 奥義。極意。「—を授かる」 2 容易に人に知らせない、とっておきの策。最後の手段。「—を使う」 3 《古くは、左を右より大切に思い、尊んだところから》左のほうの手。一説に、二の腕。「我妹子(...
おく‐の‐まき【奥の巻】
1 書物の最後の巻。 2 奥義。秘伝。
おさえ【押(さ)え/抑え】
1 物が動かないように押さえること。また、押さえるもの。「石で—をする」「飛ばされないように紙に—を置く」 2 勢いを防ぎ止めること。「感情の—がつかない」 3 敵の攻撃・侵入を防ぎ味方を支える...