つきなみ‐こう【月次講】
毎月定期的に催される講。
つきなみ‐ちょう【月並調】
1 陳腐で、新鮮みのない俳句や俳諧の調子。正岡子規が旧派の俳風を批判していった語。 2 ありきたりで、新しさのない調子。「—のあいさつ」
つきなみ‐の‐まつり【月次の祭】
陰暦6月と12月の11日に、神祇官(じんぎかん)で行われていた神事。伊勢神宮をはじめ304座の全国主要神社に幣帛(へいはく)を奉り、天皇の健康と国家の平安を祈る。もと月ごとに行われるべきもので...
つきなみ‐は【月並派】
月並み会を催して陳腐・卑俗な俳句を作りつづけている旧派の俳人たちをあざけっていう語。
つきなみ‐はいく【月並俳句】
正岡子規が俳句革新の立場から、伝統的な旧派の俳句を排撃していった語。転じて、古臭くて平凡な俳句。月並発句(ほっく)。
つきにいく【月に行く】
長嶋有の句集。平成9年(1997)、私家版として刊行。
月(つき)に異(け)に
月ごとに。月ごとにまして。「—日に日に見とも」〈万・九三一〉
つきにつかれたピエロ【月に憑かれたピエロ】
《原題、(フランス)Pierrot lunaire》シェーンベルクの連作歌曲。1912年作曲。ベルギーの作家アルベール=ジローの詩に基づく。ソプラノ独唱と小編成管弦楽のための作品であり、無調音楽...
つきにほえる【月に吠える】
萩原朔太郎の第1詩集。大正6年(1917)刊。近代人の精神的孤独や憂鬱(ゆううつ)を鋭い感受性をもって表現し、音楽的な口語自由詩の美しさを完成させた。
月(つき)に磨(みが)・く
月光を浴びて、景色がいっそう美しく見える。「雪降れば峰の真榊(まさかき)うづもれて—・けるあまのかぐ山」〈新古今・冬〉