つき‐の‐じょうざ【月の定座】
連歌・連句で、一巻(ひとまき)のうち、月の句を詠みこむ箇所。歌仙では、初表(しょおもて)の5句目、初裏の8句目、名残の表の11句目の3か所。百韻では、初表の7句目、初裏の10句目、二の表・三の表...
つきのせかい【月の世界】
《原題、(イタリア)Il mondo della luna》ハイドンのイタリア語によるオペラ。全3幕。1777年にハンガリーのエステルハージ宮殿で初演。台本はゴルドーニ。エステルハージ家の伯爵の...
つき‐の‐たに【月の谷】
《Valle de la Luna》 ボリビア西部の都市ラパスの郊外にある景勝地。ラパス市街中心部の南東約10キロメートルに位置する。長年にわたる浸食作用によりできた奇岩群で、名称は、月面のよ...
つき‐の‐つるぎ【月の剣】
三日月のこと。《季 秋》
つき‐の‐で【月の出】
月が東から出ること。また、その時刻。⇔月の入り。 [補説]作品名別項。→月の出
つきので【月の出】
《原題The Rising of the Moon》グレゴリー夫人の戯曲。1907初演。
つきのでるまち【月の出る町】
春山行夫の第1詩集。大正13年(1924)刊行。
つき‐の‐なごり【月の名残】
《秋の月の最後の意》陰暦九月十三夜の月のこと。後(のち)の月。《季 秋》「橋桁のしのぶは—かな/芭蕉」
つき‐の‐ねずみ【月の鼠】
《象に追われた人が木の根を伝わって井戸に隠れたところ、井戸の周囲には4匹の毒蛇がいてかみつこうとし、また、木の根を黒と白2匹の鼠がかじろうとしていたという「賓頭盧(びんずる)説法経」にある説話で...
つき‐の‐はやし【月の林】
公卿(くぎょう)の仲間。月卿(げっけい)。「昔わが折りし桂のかひもなし—の召しに入らねば」〈拾遺・雑上〉