あさひな【朝比奈】
狂言。閻魔(えんま)王が六道の辻で亡者を待っていると、朝比奈三郎(義秀)が来るが、逆に負かされ、極楽浄土に案内させられる。
あさひな‐きりどおし【朝比奈切通し】
神奈川県鎌倉市と横浜市金沢区を結ぶ切通し。鎌倉七口の一。名は一説に、朝比奈義秀の武勇にちなんだものという。
あさひなしまめぐりのき【朝夷巡島記】
読本。6編29巻。曲亭馬琴著。歌川豊広画。文化12年〜文政10年(1815〜27)刊。中国の小説「快心編」に学び、安房(あわ)で育った木曽義仲の子朝夷三郎の一代記を描いたもの。あさいなじゅんとうき。
あさひのあたるいえ【朝日のあたる家】
丸山健二の長編小説。昭和45年(1970)刊。
あさひ‐の‐みはた【朝日の御旗】
日の丸の旗。日章旗。
あさひ‐の‐みや【朝日宮】
伊勢神宮の内宮(ないくう)。皇大神宮。
あさひ‐まんじゅう【朝日饅頭】
食紅で赤く染めたまんじゅう。
あさひ‐やき【朝日焼】
慶長(1596〜1615)のころ、山城(京都府)宇治の朝日山で作られた陶器。「朝日」の銘印がある。奥村次郎右衛門(藤作)の創始。正保(1644〜1648)ごろ小堀遠州の指導で茶器を焼いた。遠州七...
あさひ‐やま【旭山】
桜の一品種。サトザクラの仲間で、花は淡紅色の八重咲き。樹高さが2〜3メートルにしか育たず、盆栽や鉢植えにも向く。朝日山。一歳桜。
あさひ‐やま【朝日山】
京都府宇治市にある山。[歌枕]「ふもとをば宇治の川霧立ちこめて雲居に見ゆる—かな」〈新古今・秋下〉