たてぞめ‐せんりょう【建染(め)染料】
そのままでは水に溶けず、一度還元操作を施してから染める染料。染めた繊維は空気中で酸化してもとの染料の色に戻る。インジゴ系染料・インダンスレン系染料などがあり、木綿・羊毛の染色に使われる。バット染料。
たま‐ぐし【玉串/玉籤】
1 《古くは「たまくし」とも》幣帛(へいはく)の一。サカキなど常緑樹の小枝に紙の幣(ぬさ)あるいは木綿(ゆう)をつけ神前に供えるもの。神霊の依ってくるものと考えられることもある。「—奉奠(ほうて...
だっそ‐ちりめん【だっそ縮緬】
江戸時代、縦糸に木綿糸、横糸に絹糸を使った、縮緬のような織物。
ちた‐もめん【知多木綿】
愛知県知多半島産の晒(さら)し木綿。手拭(てぬぐい)地・絞り地などに用いる。知多晒し。
ちょうし‐ちぢみ【銚子縮】
茨城県神栖(かみす)市付近で産出する木綿縮。銚子市から諸方に出荷したのでこの名がある。
ちょくせつ‐せんりょう【直接染料】
木綿・麻・人絹などを、媒染を必要としないで直接染めることのできる水溶性の染料。染色法が簡単なので多く用いられるが、日光および洗濯に弱い。アゾ染料など。
ちらし‐がた【散らし形】
「散らし模様」に同じ。「木綿鹿の子の—に、茜(あかね)裏をふきかへさせ」〈浮・一代男・三〉
つばくろ‐ぐち【燕口】
携帯用の袋。絹・木綿などで製し、口を開くとツバメの尾のような形になるもの。
ており‐じま【手織り縞】
手織りの質素な縞木綿。田舎縞。
て‐ぬぐい【手拭い】
手・顔・からだなどをふくのに用いる布。鉢巻きやほおかぶりなどにも使う。ふつう、一幅(ひとの)の木綿を3尺(約90センチ)に切ったもので、模様や文字が染め出してある。