ちかごろかわらのたてひき【近頃河原達引】
浄瑠璃。世話物。3巻。作者未詳。天明2年(1782)江戸外記座初演。元禄期(1688〜1704)に京都で起こったお俊伝兵衛の心中事件に取材したもの。中の巻「堀川猿回しの段」が有名。通称「堀川」。
ちょう・ける
[動カ下一]ふざける。戯れる。「ませよ、ませよと指ざして—・けかかるを」〈浄・手習鑑〉 [補説]歴史的仮名遣いは未詳。「ちゃうける」また「てうける」とも。
ちょうらか・す
[動サ四]からかう。なぶる。ちゃかす。「御台所か姫君のやうに、猫—・してござっても済まぬ事」〈浄・大経師〉 [補説]歴史的仮名遣い未詳。「ちゃうらかす」また「てうらかす」とも。
ちょき【猪牙】
《語源は、諸説あるが未詳》「猪牙舟」の略。
ちょちょい‐の‐ちょい
[連語]物事をたやすく行うさま。お手の物であるさま。「難問パズルも—だ」 [補説]語源未詳。「ちょいちょい3」を調子よく言ったものか。
ちりぶくろ【塵袋】
鎌倉時代の事典。11巻。著者未詳。文永〜弘安年間(1264〜1288)の成立。事物の起源を天象以下22項に分け、問答体で記したもの。
つうえん【通円】
茶人。京都の人。もと宇治の農民で、宇治橋の東詰に茶店を出したといわれる。古川通円と自称し、代々その名を継いだとされる。狂言の主人公として有名。生没年未詳。
狂言。舞狂言。旅僧の前に通円という...
つぎねふ
[枕]「山城(やましろ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—山城道(やましろぢ)を他夫(ひとづま)の馬より行くに」〈万・三三一四〉
つぎねふ‐や
[枕]「山城(やましろ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—山城川を宮上り」〈記・下・歌謡〉
つつ【鶺鴒】
鳥の名。セキレイの古名というが未詳。「あめ、—、千鳥(ちどり)、ま鵐(しとと)」〈記・中・歌謡〉