うちぎきしゅう【打聞集】
平安末期の仏教説話集。下巻だけ、長承3年(1134)の写本が現存する。作者未詳。漢字片仮名交じりの文体で書かれ、インド・中国・日本の説話27編を収録。
うつし‐え【映し絵】
(「写し絵」とも書く)ガラス板などに人物・景色などを描き、それを幻灯機で壁や白布に映すもの。江戸末期から明治末まで寄席で興行。幻灯。
うめもと‐りゅう【楳茂都流】
日本舞踊上方舞の流派の一。江戸末期、大坂の楳茂都扇性(せんしょう)が父鷲谷正蔵の芸を受けて創始。
うらぐち‐えいぎょう【裏口営業】
表向きは、休業を装ったり、他の合法的な営業をしているように見せたりして、実際には、非合法の営業を行っていること。第二次大戦末期からの統制経済下で、飲食店などで使われはじめた語。
うんじょう‐しょ【運上所】
江戸末期から明治にかけて、各地の開港場で、輸出入品の監督、関税の徴収などを取り扱った役所。現在の税関にあたる。
うん‐てい【亭】
奈良末期、石上宅嗣(いそのかみのやかつぐ)が平城京付近の旧宅を寺とし、その一隅に設けた日本最古の公開図書館。中国で、書庫を閣・台と称したことからの名。亭院。
うんてれ‐がん
《「うんでれがん」とも》愚か者。あほう。まぬけ。江戸末期に流行した語。「恐れ入って引き下がる—があるものか」〈漱石・坊っちゃん〉
エイズ‐ホスピス【AIDS hospice】
末期エイズ患者の治療と精神的な安定のために設けられた施設。→ホスピス
えいまん【永万】
平安末期、二条天皇・六条天皇の時の年号。1165年6月5日〜1166年8月27日。
えいりゃく【永暦】
平安末期、二条天皇の時の年号。1160年1月10日〜1161年9月4日。