まつ‐ねん【末年】
1 人生またはある時代の終わりのころ。また、最後の年。ばつねん。「昭和の—」 2 すえの世。後世。ばつねん。
まつ‐び【末尾】
ものの最後。終わり。「文章の—」
まつ‐ぶん【末文】
1 文章の終わりの部分。 2 手紙文の終わりに書く形式的な文章。「まずはお願いまで」「右取り急ぎ御礼まで」などの類。
まつ‐まい【末妹】
すえの妹。ばつまい。
まつ‐よう【末葉】
1 ある時代の終わりごろ。末期。「20世紀の—」 2 物事の大事でない部分。「生産者の責任はやはり—たるを免れぬ」〈河上肇・貧乏物語〉 3 子孫。末裔(まつえい)。ばつよう。「上総国の御家人高滝...
まつ‐り【末利】
つまらない利益。特に、農業に対して、商工業の利益をいう。転じて、商工業。
まつ‐りゅう【末流】
1 川の下流。 2 末の世。 3 血筋の末。子孫。ばつりゅう。「源氏の—」 4 芸能・技芸などの流派の末。また、末端の小さな分派。末派。ばつりゅう。「堂上歌学の—をくむ」
まつ‐ろ【末路】
1 道の終わり。 2 一生の最後。晩年。ばつろ。「人生の—」 3 盛りを過ぎて衰え果てた状態。なれのはて。ばつろ。「英雄が哀れな—をたどる」
まな‐しき【末那識】
《「末那」は、梵manasの音写》仏語。唯識説でいう八識のうちの第七識。我に執着して存在の根拠となる心の働き。意識がなくなった状態にも存在し、迷いの根源とされる。