けまん‐がい【懈慢界】
仏語。極楽往生の願いを自力で達成しようとする者が生まれる世界。快楽が多く、極楽浄土に生まれようとする本来の目的を見失うという。
ける【蹴る】
[動カ下一]五(四)段活用「け(蹴)る」に同じ。「その男が尻鼻、血落(あ)ゆばかり必ずけ給へ」〈宇治拾遺・二〉 [補説]本来は、ワ行下二段の「くう」か。またはクヮ行下一段の「くる」とする考えも...
けん‐かん【兼官】
[名](スル)本来の官職のほかに他の官職を兼務すること。また、その官職。兼摂の官。懸官(かけづかさ)。権官(けんかん)。
けん‐きん【兼勤】
[名](スル)本来の役目以外に他の役目をも兼ね勤めること。「一人で色々な化物を—しなくてはならぬ」〈漱石・草枕〉
けん‐ごく【兼国】
本来の官職のほかに、国司の官を兼任すること。
けんさく‐おせん【検索汚染】
俗に、サーチエンジンの検索結果の上位に、本来調べたい事柄と無関係なウェブページばかりが表示されること。また、それによる弊害。 [補説]SEOを悪用する意図的な汚染のほか、歴史上の人物をゲームやア...
けん‐しょう【見性】
[名](スル)仏語。自己に本来備わっている本性を見究めること。禅宗の用語。「私が三年前夢中になって坐って—した所なのです」〈森田草平・煤煙〉
健全(けんぜん)なる精神(せいしん)は健全(けんぜん)なる身体(しんたい)に宿(やど)る
《ユウェナリスの「風刺詩集」から》身体が健康であれば、おのずから精神も健全である。 [補説]詩の一部が訳されて広まった言葉。本来は「大欲を抱かず、健康な身体に健全な精神が宿るように望むべきだ」の意。
けん‐ぽ【兼補】
[名](スル)本来の職務のほかに他の職務に補任されること。
檄(げき)を飛(と)ば・す
自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促す。飛檄。 [補説]誤用が定着して「がんばれと励ます」「激励する文書を送る」という意味でも用いられる。文化庁が発表...