ほんかく‐しょうせつ【本格小説】
作者の身辺に題材を取った心境小説や私小説に対して、社会的現実を客観的に描く、作品自体が自立した小説。大正末期に中村武羅夫(なかむらむらお)が提唱。
ほんかく‐しょうちゅう【本格焼酎】
⇒乙類焼酎
ほんかく‐すいりしょうせつ【本格推理小説】
推理小説で、複雑な犯罪トリックの解明や犯人捜しを中心にストーリーが展開されるもの。ハードボイルド・スパイ小説などに対していう。
ほんかく‐てき【本格的】
[形動] 1 本来の格式・方式に従うさま。本式。「剣道を—に習う」 2 本調子になるさま。「年明けから—に活動する」「—な暑さ」
ほんかく‐は【本格派】
1 本来の格式・方式に従っているもの。「—ワイン」 2 野球で、速球を得意とする投手のこと。「右の—」
ほんか‐どり【本歌取り】
和歌・連歌などで、古歌の語句・趣向などを取り入れて作歌すること。新古今時代に盛んに行われた。藤原定家が「苦しくも降り来る雨か三輪(みわ)の崎狭野(さの)の渡りに家もあらなくに」〈万・二六五〉を本...
ほん‐かれぶし【本枯(れ)節】
《「ほんかれふし」とも》枯節の黴(かび)付けを3〜4回以上行ったものをいう。極上のかつお節とされる。→鰹節[補説]
ほん‐かわ【本革】
《「ほんがわ」とも》合成または人造ではない、本物の革。天然皮革。「—の財布」
ほん‐かわらぶき【本瓦葺き】
平瓦と丸瓦とを交互に組み合わせて並べる屋根の葺き方。また、その屋根。本葺き。
ほん‐かん【本官】
1 正式の官職。試補・雇(やとい)などに対していう。 2 兼官に対して、本来の官職。 3 官職にある者が、職務上、自分をさしていう語。 [アクセント]1・2はホンカン、3はホンカン。