だい‐びゃく【大百】
1 歌舞伎の鬘(かつら)の一種で、大百日(おおびゃくにち)のこと。 2 《1が大盗賊や妖術者などの役に用いられたところから》大悪党。「そんな大それた真似の出来る—じゃあない」〈万太郎・春泥〉
だい‐まなこ【大眼】
額(ひたい)に目が一つだけある化け物。関東・東北では、2月8日・12月8日の夜に来るといってこの日のこと(事八日(ことようか))をもいい、目籠(めかご)を屋外に立てて追い払う行事をする。一つ目小僧。
ち‐ちゅ【蜘蛛】
「くも(蜘蛛)」に同じ。「散り来る柳の一葉の上に—の乗りて」〈謡・遊行柳〉
ちゃ‐ぶるまい【茶振る舞ひ】
酒や食事を出さず、茶だけで済ませるような簡単なもてなし。多く、女性だけの集まりに行われた。「—みな一人づつ抱いて来る」〈柳多留・二〉
ちょい‐ちょい
[副] 1 間を置いて同じことが何度も繰り返されるさま。度々。おりおり。ちょくちょく。「—遊びに来る」 2 身軽に動くさま。「枝から枝へ—(と)飛び移る」 3 大した程度でないさま。簡単である...
ちょう‐きゃく【弔客】
死者をとむらうために来る客。ちょうかく。
ちょう‐ざん【凋残】
[名・形動](スル)すっかり衰えること。おちぶれること。また、そのさま。「肉体からも精神からも来る—な気持ち」〈志賀・暗夜行路〉 「国破れ家亡び、親戚—す」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ちょうまつ【長松】
江戸時代、商家の丁稚(でっち)に多く用いられた名。また、丁稚・小僧。ちょま。「—が親の名で来る御慶かな/野坡」〈炭俵〉
ちょく‐ちょく
[副]わずかの間を置いて同じことが繰り返されるさま。たびたび。ちょいちょい。「妹が—遊びに来る」
ちょこ‐ちょこ
[副](スル) 1 小またで足早に歩いたり走ったりするさま。ちょこまか。また、動作に落ち着きのないさま。「子供が—(と)歩く」 2 物事を簡単に手早くするさま。「目の前で—と紹介状を書いてくれる...