来(き)た見(み)た勝(か)った
《(ラテン)Veni, Vidi, Vici》カエサルがポントス王を討ったとき、友人に書いた手紙の文。簡単明瞭な手紙の例とされる。
きた・る【来る】
[動ラ五(四)]《「きいた(来至)る」の音変化》 1 やって来る。くる。「米大統領—・る」「冬—・りなば春遠からじ」 2 使いものにならなくなる。古くなっていたむ。古くさくなる。ぼける。「角琴柱...
きたる【来る】
[連体]《動詞「きた(来)る」の連体形から》月日や行事などを表す語の上に付いて、近いうちにくる、この次の、の意を表す。「運動会は—一〇日に開かれる」「—定期総会において」⇔去る。
きたる‐べき【来るべき】
[連体]近いうちにくるはずの。「—大会に備える」
きたるべきしょもつ【来るべき書物】
《原題、(フランス)Le Liver à venir》ブランショによる評論。1959年刊。プルースト・マラルメ・カフカなどを例にとり、文学と言語の問題を論じたもの。
来(きた)る者(もの)は拒(こば)まず
《「春秋公羊伝」隠公二年から》心を寄せて近づいて来る者は、どんな者でも受け入れるという意。「—、去る者は追わず」
き‐つ・く【来着く】
[動カ四]到着する。「返り事は、京に—・きてなむ持て来たりける」〈伊勢・二〇〉
き‐て【来手】
来る人。来てくれる人。「嫁の—がない」
き◦てる【来てる】
[連語]《「来ている」の音変化。俗語》 1 勢いや気持ち、人々の関心などが高まっている。「今、一番—◦てるアイドル」 2 怒っている。また、気が変である。頭に来ている。
き‐な・く【来鳴く】
[動カ四]鳥がやって来て鳴く。「玉に貫(ぬ)く花橘(はなたちばな)を乏(とも)しみしこの我が里に—・かずあるらし」〈万・三九八四〉