まつ‐ば【松葉】
1 松の木の葉。 2 紋所の名。松の葉を図案化したもの。 3 「松葉色」の略。「青色の—上の衣の柳がさね着」〈宇津保・吹上上〉
まつば‐いろ【松葉色】
深緑色。ふかみどり。
まつば‐かき【松葉掻き】
落葉などをかき集めたり、土をかきならしたりするのに用いる道具。木(こ)の葉掻き。
まつば‐かんざし【松葉簪】
松葉の形を模した二またのかんざし。
まつば‐がに【松葉蟹】
1 イソオウギガニ科のカニ。浅海にすみ、甲は丸みのある四角形で、甲幅13センチくらい。全体に黄褐色。甲の縁と脚に太いとげが多数ある。本州中部以南に産し、食用。 2 ズワイガニの別名。鳥取・島根地...
まつば‐がみ【松葉紙】
松葉のような形をした細かいものを漉(す)き込んだ紙。松皮紙。
まつば‐ぎく【松葉菊】
ハマミズナ科の常緑多年草。茎は地をはい、枝分かれし、針状の多肉質の葉を対生する。夏に紅紫色の菊に似た花が咲き、花びらは細くて光沢がある。南アフリカの原産。花壇などに植える。サボテンぎく。《季 夏》
まつば‐ざけ【松葉酒】
きざんだ松の新芽と砂糖を焼酎に加え、半年ほど発酵させた酒。薬効があるとして冬に飲む。《季 冬》
まつば‐づえ【松葉杖】
足の不自由な人が用いる杖。上辺が松葉のように二またになっているもの。
まつば‐にんじん【松葉人参】
アマ科の一年草。山地に生え、高さ約50センチ。葉は線形で互生する。夏、淡紫色の小花を多数開く。まつばなでしこ。