まつも‐むし【松藻虫】
半翅(はんし)目マツモムシ科の昆虫。体長13ミリくらい。池沼にすみ、体は背面が盛り上がって流線形をし、灰黄色に黒色紋があり、水中では微毛のため銀色に光る。後脚は長くオール状。あおむけになって泳ぎ...
まつやちょう‐どおり【松屋町通り】
京都市上京区を南北に走る道路の呼び名。大宮通りと日暮(ひぐらし)通りの間の小路。豊臣秀吉によって新設されたといわれる。
まつ‐やに【松脂】
松などの幹の傷口から分泌される樹脂。特有の匂いがあり、無色ないし淡黄色の液体であるが、揮発成分を失うと固化する。テレビン油を含み、水蒸気蒸留によって除去するとロジンが得られる。松膏(しょうこう)。
まつやに‐あぶら【松脂油】
⇒テレビン油
まつやに‐せっけん【松脂石鹸】
松脂に苛性ソーダ水溶液を加えてつくったせっけん。害虫の防除剤の付着補助剤とする。
まつやに‐ろうそく【松脂蝋燭】
昔、笹(ささ)の葉に松脂を包んで棒状にし、蝋燭の代わりにしたもの。
まつ‐やま【松山】
松の生い茂っている山。
まつやま【松山】
愛媛県中部の市。瀬戸内海の伊予灘に臨む。県庁所在地。化学工業が盛んで、また、伊予絣(がすり)を特産。もと松平(久松)氏の城下町。松山城や道後温泉・奥道後温泉がある。正岡子規・高浜虚子の生地。人口...
まつやま【松山】
岡山県高梁(たかはし)市の旧称。→高梁
まつやまかがみ【松山鏡】
謡曲。五番目物。観世・金剛・喜多流。鏡に映る自分を亡母の面影と思って慕う少女の功力(くりき)により、母は生前の罪科が許されて成仏する。