うんどう‐ちゅうすう【運動中枢】
骨格筋に随意運動の指示を出す、大脳皮質に分布する中枢神経。
かんかく‐ちゅうすう【感覚中枢】
感覚器官が受けた刺激を知覚して、感覚を生じる場所。哺乳類の視覚・聴覚などの中枢は大脳皮質にある。
くる【枢】
「くるる(枢)」に同じ。「群玉(むらたま)の—にくぎ鎖し固めとし妹が心は動(あよ)くなめかも」〈万・四三九〇〉
くるる【枢】
1 開き戸を開閉するため、扉の回転軸の上下に設けた心棒の突起。また、その突起を上下の枠のくぼみに入れて戸が回転するようにした仕掛け。 2 戸締まりのため、戸の桟から敷居に差し込む止め木。また、そ...
くろろ【枢】
「くるる」の音変化。「赤小豆餅(あづきもち)搗(つ)けど搗かねど外よりも—は後へ明きにしものを」〈仮・仁勢物語・上〉
げんご‐ちゅうすう【言語中枢】
大脳皮質にある言語活動をつかさどる中枢。言葉を話したり書いたりする運動性言語中枢、言葉を聞き取って理解したり字を読んだりする感覚性言語中枢などがある。
こきゅう‐ちゅうすう【呼吸中枢】
呼吸運動を支配する神経中枢。哺乳類では延髄にあり、脳からの命令や血液中の二酸化炭素濃度の影響を受けて活動し、呼吸筋に運動の命令を送る。
こけ‐の‐とぼそ【苔の枢】
僧・隠者などの住む、粗末な家の戸。「独り行く袖より置くか奥山の—の路の夕露」〈金槐集・上〉
しかく‐ちゅうすう【視覚中枢】
大脳皮質の後頭葉にあり、視覚に関与する神経中枢。
しば‐の‐とぼそ【柴の枢】
「柴の戸」に同じ。「山里の—は雪とぢて」〈玉葉集一〉