かくぶっしつ‐ぼうご【核物質防護】
濃縮ウランやプルトニウムなどの核物質が盗み出されたり、原子力施設が破壊されたりすることによって、公衆の安全や健康が危険にさらされる事態を防ぐこと。PP(physical protection)。
かく‐ぶつりがく【核物理学】
原子核の構造・放射能・核反応などを研究する物理学の一分野。実験には加速器など大規模な装置を用いる。原子核物理学。
かく‐ぶんれつ【核分裂】
1 ウラン・プルトニウムなどの重い原子核が、中性子などとの衝突によって同程度の質量の2個以上の原子核に分かれる現象。その際に大きなエネルギーを出す。同時に2、3個の中性子も発生するため、連鎖反応...
かくぶんれつせい‐かくしゅ【核分裂性核種】
自発核分裂、または中性子(特に熱中性子)の衝突によって核分裂する核種の総称。ウラン235、プルトニウム239などが知られ、核燃料に利用される。
かくぶんれつ‐せいせいぶつ【核分裂生成物】
核分裂の過程で生成される核種の総称。最初の分裂で生じる核種を核分裂片という。放射能をもつ放射性核種が多く、β崩壊をはじめとする放射性崩壊を繰り返し、やがて安定した核種になる。
かくぶんれつせい‐ぶっしつ【核分裂性物質】
原子核に中性子を吸収して核分裂する物質。ウラン235、プルトニウム239など。核分裂物質。
かくぶんれつ‐はへん【核分裂破片】
⇒核分裂片
かくぶんれつ‐はんのう【核分裂反応】
⇒核分裂
かくぶんれつ‐ぶっしつ【核分裂物質】
⇒核分裂性物質
かくぶんれつ‐へん【核分裂片】
核分裂の過程で最初に生成される核種。一般的に原子核が分裂しても質量数が同程度の核種にはならず、質量数にして3:2の割合に分裂することが多い。ウラン235の場合、一方が質量数140程度、もう一方が...